2022-07-28から1日間の記事一覧

④ 韓日米のフェミニズム

かつて、友人でもある在日の作家が「同胞は批判しない」と発言して大きな驚きを感じた。 気質としてこういうネポティズムというか身内贔屓というかが大嫌いな者としては理解不可能な発言だった。耳障りの好い言葉だけを聞いていて楽しいのだろうか。批判こそ…

③ 韓日米のフェミニズム

尹(ユン)健次(コンチャ)の『思想体験の交錯』2008 p399-403から始める。「女性国際戦犯法廷の判決はジェンダーの視点に貫かれたものだというとき、日本のジェンダー思想がポストコロニアリズム(脱植民地主義)と関わりをもつものであったことが分かる。ただ…

② 韓日米のフェミニズム

『風の丘を越えて 西便制』1993という映画があった。これは韓国ばかりか日本でも大ヒット。 それまで時代遅れの芸能とばかり見られていたパンソリがこれを契機に復活し、「テチャングム チャングムの誓い」の冒頭の音楽にも用いられたのは周知のことだ。 で…

① 韓日米のフェミニズム

『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒットを見ても分かるように、また慰安婦への活動を見ても、韓国のフェミニズムは活発であった。ことに文在寅前大統領がフェミニズムの理解者であったこともあり、「女性家族省」の創生もあった。 ところが新大統領ユン ソ…